将棋雑誌「将棋世界」で新連載が始まった乃木坂46・伊藤かりんさんが、東京将棋会館で行われた新春恒例行事「指し初め式」に参加しました。「指し初め式」で伊藤かりんさんは、日本将棋連盟会長の谷川浩司九段と盤を挟み、△9四歩を指しました。
日本将棋連盟の指し初め式の模様では伊藤かりんさんが△9四歩を指している写真が掲載されています。
将棋世界で新連載が始まった乃木坂46・伊藤かりん
将棋雑誌「将棋世界」2015年2月号から、『かりんの将棋上り坂↑』という乃木坂46・伊藤かりんさんが登場する連載がスタートしました。
連載初回ということもあり、巻頭カラーで『スペシャルインタビュー「あ、将棋って楽しい! 」』と題し、伊藤かりんさんが将棋にハマるようになったいきさつなどのインタビューが掲載されています。連載の1回目は『中飛車を指してみた』と題し、中飛車で初手から詰みの局面まで指導されていました。この連載の講師は戸辺誠六段です。連載初回はインタビューを含めて計10ページに渡って掲載されています。
伊藤かりんさんは、BSフジで放送された『将棋ウォーズカップ~芸能界最強決定戦~』(2014年4月26日放送)と『将棋ウォーズカップ~芸能界最強決定戦~2』(2014年8月16日放送)に出演したことで将棋に関わるようになりました。
伊藤かりんさんは、テレビ番組「乃木坂って、どこ?」の#156「愛読書をポップで紹介新たな一面が発覚」で、『羽生善治のみるみる強くなる将棋入門』と『将棋入門ドリル』を紹介し、乃木坂46のメンバーが若干引き気味だったことが放映されました。伊藤かりんさんはこの将棋の本について熱く語り、握手会の合間にドリルをやっているとのことでした。伊藤かりんさんが作成したポップの内容は以下の通りです。
2014年12月30日に「乃木坂46 大感謝祭2014」が開催されましたが、来場特典の1つに乃木坂46の各メンバー自身が選んだプレゼント抽選会がありました。このプレゼント抽選会に伊藤かりんさんは、『将棋の盤と駒』と『手書きの将棋解説書(4枚)』を用意しました。伊藤かりんさんがここまで将棋について取り上げてくれるというのは、将棋関係者にとっては絶好の機会だと思います。
伊藤かりんさんについて、ツイッターでも棋士がつぶやいています。
だいぶたどたどしかったと思うけど^^;;;緊張しました。 RT @great_umakun: 指し初め式で乃木坂の伊藤かりんちゃんを自信に満ち溢れた態度で流暢に谷川会長や関係者に紹介するK理事をみて、かなりの研究の跡を垣間見ることができた。
— Daisuke Katagami (@shogidaichan) 2015, 1月 6
伊藤かりんさん。素敵な笑顔。連盟道場の棋力認定は駒の動かし方がわかる=15級だったと思うので、アイドル活動をしながらアマ4級というのはかなりすごいと思います。初段を目指しているとのことで、同い年なのでこっそり応援してます(*´・ω・) >RT
— 香川愛生 (@MNO_shogi) 2015, 1月 6
「将棋世界」では伊藤かりんさんの棋力は5級となっていますが、指し初め式の記事によると4級となっていますので、棋力が上がったようです。
これまでに、AKB48グループや乃木坂46のメンバーで将棋と関わる「将棋アイドル」はいませんでした。(囲碁では元AKB48の戸島花さんが『囲碁フォーカス』の司会を務めるなどして囲碁と関わりがあります。)AKB48グループのメンバーの中から将棋と関わるメンバーが出てくることを長らく期待していましたが、乃木坂46のメンバーから出てきたことで、今後の動向が楽しみです。