宮本亜門さん演出のスーパー・ソウルフル・ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」の名古屋公演を観劇しました。主演はNMB48・梅田彩佳さんとAKB48・田野優花さんのダブルキャストですが、私は田野優花さんが主演したものを観劇してきました。
目次
スーパー・ソウルフル・ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」とは
スーパー・ソウルフル・ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」は、2015年3月7日から4月26日にかけて、東京・大阪・名古屋・福岡でおこなわれるミュージカルで、宮本亜門さんが演出をし、主演はAKB48グループのメンバーであるNMB48・梅田彩佳さんとAKB48・田野優花さんのダブルキャストです。
宮本亜門さんが演出、AKB48グループのメンバーが主演するスーパー・ソウルフル・ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」は、今回で2度目になります。1度目は2012年秋に増田有華さん(当時AKB48)が主演しました。
主演メンバーはAKB48グループ内のメンバーによるオーディションで決定します。1度目では、増田有華さん(AKB48)の他に仲谷明香さん(AKB48)、梅田彩佳さん(AKB48)、中村麻里子さん(AKB48)、山本彩さん(NMB48)、斉藤真木子さん(SKE48研究生)の6名が最終審査に残りましたが(括弧内は当時の所属)、増田有華さんが歌唱力で他のメンバーを圧倒し、主演に選ばれました。2度目の今回は、梅田彩佳さん(NMB48)、田野優花さん(AKB48)の他に横山由依さん(AKB48)、岡田奈々さん(AKB48)、高柳明音さん(SKE48)、仲川遥香さん(JKT48)の6名が最終審査に残りましたが、宮本亜門さんが1人に絞りきれずに、梅田彩佳さんと田野優花さんのダブルキャストとなりました。
梅田彩佳さんは前回のオーディションの最終審査で惜しくも落選しましたが、今回は見事主演を掴み取りました。田野優花さんは前回のオーディション途中で帰ってしまうという前代未聞の行動を起こしましたが、今回は最後までオーディションに残り見事に主演を掴み取りました。
AKB48・田野優花さん主演のミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」感想
前回と同様に名古屋公演を観劇してきました。前回は中日劇場でしたが、今回は愛知県芸術劇場でした。前回は大千秋楽ということもあってカーテンコールが大盛り上がりだったのですが、今回は普通の盛り上がりに終わったのでやや残念でした。また、前回は通路側だったこともあってドロシー役の増田有華さんや、ライオン役のエハラマサヒロさんなど、多くの方とハイタッチをすることが出来ましたが、今回は通路側ではなかったためハイタッチをすることが出来ませんでした。
会場にはAKB48メンバーやファンからの花が飾られていました。
また、田野優花さんと梅田彩佳さんの等身大パネルもありました。
各キャストなどに対しての感想ですが、基本的に田野優花さんを目的に観劇しましたので、田野優花さんが主体の感想ですのでご了承ください。
ドロシー(田野優花)
前回の増田有華さんのイメージが強すぎてどんなドロシーになるのか心配をしていましたが、そんな心配は全くの無用でした。田野ちゃんのポテンシャルの高さは前々から感じていましたし、オーディションの最終審査に残った時点で、田野ちゃんが第1候補だと思っていました。そんなポテンシャルが舞台でもあらわれていました。声量が少ないように感じた人がいるかもしれませんが、歌声はきちんとこちらまで届いていました。とにかく芝居が自然でしたし、歌声にビブラートがないというのがいかにも子供っぽいドロシーにピッタリでした。田野ちゃんのキャラクターとドロシーとの親和性が高いように感じました。舞台経験があまりないだけに、今後の成長が楽しみです。
かかし(佐賀龍彦)
前回はISSAさんでした。カッコ良さではISSAさんの方のがよかった気がしますが、佐賀龍彦さんのセリフと歌声が心地良いのが印象的でした。
ブリキ男(JONTE)
前回は良知真次さんでした。JONTEさんの歌唱力はさすがです。
ライオン(エハラマサヒロ)
ライオンは前回に続いてエハラマサヒロさんでした。所々に笑いネタを放り込んでくるのは相変わらずさすがです。
イブリーン(岡本知高)
前回の森公美子さんが圧倒的な存在感の悪女だったためどうなるかと思いましたが、さすがの岡本知高さんでした。森公美子さんとは一味違いましたが、圧倒的な存在感でした。
グリンダ(小柳ゆき)
グリンダは前回に続いて小柳ゆきさんでした。小柳ゆきさんの歌声はさすがです。「あなたのキスを数えましょう」を最初に聴いたときにかなり衝撃を受けましたが、その歌声は相変わらず健在です。
アダパール(瀬戸カトリーヌ)
アダパールは前回に続いて瀬戸カトリーヌさんでした。瀬戸カトリーヌさんの軽快でコミカルなセリフは味があります。
黄色い道の案内人(仲宗根梨乃)
前回はジョンテ☆モーニングさんでした。仲宗根梨乃さんの凛として、それでいてキレがある動きに魅了されました。
エメラルド・シティの門番(吉田メタル)
エメラルド・シティの門番は前回に続いて吉田メタルさんでした。吉田メタルさんのコミカルな動きやセリフが印象的でした。
ウィズ(陣内孝則)
ウィズは前回に続いて陣内孝則さんでした。最初の登場時には圧倒的な威厳を見せ、次の登場時には威厳のないパジャマ姿を見せるという両極端な存在感は前回と同様でした。所々で笑いネタや方言をぶちまけるところも相変わらず面白かったです。
ダンス
嵐やエメラルド・シティ市民などのダンスにも大いに魅了されました。
パンフレット
前回もパンフレットを購入しましたが、今回も購入しました。値段は2,000円です。
前回は製本されていましたが、今回は製本されておらず、1枚1枚バラバラの状態になっています。
最後に
ミュージカル全体を通しては満足しましたが、S席の値段が13,000円(税込み)というのは高い気がします。