抵当権抹消登記の手続きを自分でしました。権利者が3名の特殊なケースです。

先日、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅ローンを全額返済したため、抵当権抹消登記の手続きをしました。

司法書士に依頼すれば、お金は掛かりますが、手間をかける必要はなく手続きをすることができます。

しかし、抵当権抹消登記の手続きは人生に一度あるかないかということもあり、また、銀行の方からは、わからない場合は法務局に聞けば教えてくれるので自分でできる旨を言われたため、自分で手続きをすることにしました。

抵当権抹消登記の手続きをする際に参考したのは以下です。(順不同です)

私の場合、抵当権抹消登記の手続きをするために、住宅金融公庫から住宅金融支援機構への抵当権移転登記の手続きが必要な状態だったのですが、事前に銀行で手続きをしていただくことができましたので、自分では抵当権抹消登記のみをするだけとなっていました。
(余談ですが、司法書士が住宅金融支援機構への抵当権移転手続きをすると、その手続き費用を住宅金融支援機構が支払う仕組みとなっていますので、その費用を稼ぐために事前におこなったものと推測されます。)

土地と建物に抵当権が設定されていましたが、土地と建物の所有者が次のようになっていました。

 土地・・・家族(A)と家族(B)の共同所有
 建物・・・私(C)の所有

ネットではこのような事象が見当たりませんでした。そのため法務局の相談窓口で聞いて書類を作成しました。

登記申請書は次のように記載しました。

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      登 記 申 請 書

登記の目的    抵 当 権 抹 消(順位番号後記のとおり)
抹消する登記   平成○○年○○月○○日受付第○○○○○号
原   因    平成○○年○○月○○日 弁済

権利者(申請人)兼義務者代理人
         ○○○市○○○町○○○
                C C  C C (印)
             (連絡先 XXX-XXX-XXXX)
権利者
         ○○○市○○○町○○○
                A A  A A   
権利者
         ○○○市○○○町○○○
                B B  B B   

義 務 者    東京都文京区後楽一丁目4番10号
            独立行政法人住宅金融支援機構
	  理事長  ○ ○  ○ ○

添付書類
	登記原因証明情報  登記識別情報または登記済証
	代理権限証明情報  資格証明情報

平成○○年○○月○○日申請 ○○○法務局○○○支局 御中

登録免許税    金2,000円

不動産の表示
   不動産番号 ○○○○○○○○○○○○○
     順位番号 ○
   不動産番号 ○○○○○○○○○○○○○
     順位番号 ○

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法務省のホームページには「抵当権抹消登記申請書」の様式がありますが、その様式を若干変更しています。複数の権利者がいる場合にはこの様式だと不便であるためです。

『抹消する登記』は抵当権を設定した際の受付番号です。

登記申請書以外には、家族(A)と家族(B)の委任状が必要ということで、銀行から渡された委任状の住宅金融支援機構の理事長が記載されている下の余白に家族(A)と家族(B)の住所・氏名を記載し、認印を押印しました。家族(A)、家族(B)、本人(C)の認印は別のものです。

また、金銭消費貸借契約書が必要ということで、合わせて提出しました。

ご覧になった方の参考になれば幸いです。

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