大手住宅メーカーだからと言ってアフターがしっかりしているとは限らない

住宅の購入と言えば、人生で最も高い買い物で、多くの方が人生で1度だけの買い物だと思います。

私はアフターが充実していると思い、大手住宅メーカー(X社)で10年前に購入しました。

「大手であればアフターは充実している」「たくさんCMをやっているくらいだからアフターくらいはちゃんとしているだろう」「高いけどその分アフターはしっかりしているはずだ」という安易な考えから決めたのですが、大きな間違いでした。住宅購入後にその思いは大きく裏切られました。

人生で最も高い買い物であるからこそ、品質、価格、アフターなどをしっかりと調査した上で住宅メーカーを選択しなければいけませんでした。

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大手住宅メーカーだからと言ってアフターの対応が良いとは限らない

自宅を建て替えて10年経ちましたが、大手住宅メーカー(X社)のあまりにも酷いアフターの対応に心底辟易しています。

現在もトラブルの真っ最中で、この住宅メーカー(X社)で購入したことは人生で最大の失敗です。

売った後は放ったらかしに近い状態

1年目から5年目までは毎年定期点検がありましたが、ごく簡単なもののみで、設備機器等の点検はありませんでした。

5年目以降は「売った後はこちらは知りません」と住宅メーカー側が思っているのではないかと思えるほど放ったらかしの状態で、住宅メーカー(X社)からの訪問等はほとんどありませんでした。

価格が住宅のおよそ20分の1の自動車のアフターの方が天国に思えるほどです。自動車の販売店からは電話連絡や自宅訪問を頻繁にしていただけています。それに比べて住宅メーカー(X社)からは電話連絡や自宅訪問は一切ありません。住宅メーカー(X社)の対応にはたいへん失望しています。

他の大手住宅メーカーのアフターとはやはり違う

住宅のアフターについて意見交換をすることがありますが、他の大手住宅メーカーのアフターは普通に充実している印象をいつも持ちます。それに比べて、私と同じ住宅メーカー(X社)のアフターでは良い話を聞いたことがありません。

他の住宅メーカーのアフターの話を聞くと、何とも情けない思いになり、本当に辛い思いをします。他の住宅メーカーのアフターの話を聞くたびに、自分の誤った選択を悔いています。

住宅の購入について相談されることが度々ありますが、真っ先に私が選択をした住宅メーカー(X社)だけは止めるようにと具体例を挙げて話をしています。

アフターの杜撰な対応例

ここでは具体名は控えますが、住宅メーカー(X社)とは大雑把に言って次のようなことがありました。

設備機器の設置当初から内部が割れていたことが、何年も後になって発覚。

・購入時には何も説明がなく値引きもせずに型落ちの設備機器を押し付けられたことが後になって発覚。

・他の代替製品に比べてランニングコストがとても悪い設備機器等がいくつかあり、これまでに必要以上の出費となっているが、ランニングコストが悪いという説明が購入時には一切なかった

・家に不具合が発生した際にアフターの窓口に連絡したが(月曜)、その後音信不通に。窓口が火、水曜が休みだったことが原因で、木曜まで連絡取れず。
⇒木曜になってようやくアフターの窓口と連絡が取れ、これから修理業者に連絡するという一報が入る。しかし、修理業者から連絡が来ずに修理業者が休みの土日になってしまい、この間に連絡無し。
⇒翌週火曜になって修理業者からようやく連絡がきたが、今週は対応できないとのことで、結局修理が完了したのが翌々週になってしまった。

・上記はほんの一例で、修理業者からの連絡待ちで数日掛かるのは当たり前で、その間は音信不通になることが当然のことのように起こる。そのため、修理が完了するのに不具合発生から1週間以上掛かるのが当たり前状態。

・「出来るか確認する」と言っておきながら、出来る・出来ないの回答すらしないで音信不通に。結果、無視されたと同然に。

・こちらにとって極めて重要な案内もDMのみで、自宅訪問どころか電話連絡すらない

現在は火、水曜でも連絡が取れるようになったようですが、サポートの電話番号が変更になったにも関わらず、その旨の案内すらありませんでした。

住宅メーカー(X社)に問合せをしても連絡を全くして来ず音信不通になるというのは今でも変わらず、「お家芸」ではないかと思ってしまうほどです。

現在のトラブルは、こちらにとって極めて重要な案内が届いていなかったこと

修理代の振込請求は期限前でもきちんと電話連絡をしてくるのに、こちらにとって極めて重要な案内はDMを送るだけで、DMが届いたかどうかの確認の電話連絡をしてきませんでした。

今回はこのDMで事件が起こりました。私の所にはこの重要なDMが届いていなかったのです。住宅メーカー(X社)からのDMは必ずチェックをしていましたので、届いたら気づくはずなのですが(こちらにとって極めて重要な案内なので尚更です)、見た記憶がありません。間違いなく私の手元には届いていないと断言できます。

このDMの件で住宅メーカー(X社)に問合せをしたところ、「こちらとしてはDMを送っているし、住宅メーカー(X社)発行の季刊誌にも入れているので、会社としての責任は果たしている」と平然と言われました。

こちらとしてはDMは届いていませんし、住宅メーカー(X社)発行の季刊誌にそんな重要な案内が入っているなんて想像も出来ませんでした。顧客無視の信じられない回答を聞いて、心底唖然としました。請求の電話連絡はしてくるのに、重要な案内について電話連絡すらしてこないことが信じられません。大手メーカーがやることとは到底思えません。理解に苦しみます。この点から見ても、顧客の利益よりも自社の利益を優先させるという住宅メーカー(X社)の企業体質が露呈したと思います。

もう少しこちらに寄り添った対応をしていただければ違うのでしょうが、これが住宅メーカー(X社)の体質なのだと再認識した出来事でした。

住宅メーカーの選択は極めて重要

この住宅メーカーと今後も付き合っていかなければいけないのかと思うと、痛恨の極みです。

「こんなメーカーで二度と買うまい」と言いたいのですが、自動車とは違って住宅を再び購入する機会はまずありませんので、本当に悔しい思いです。私自身はあまり後悔というのをしませんが、住宅メーカーの選択にはとても後悔しています。

大手住宅メーカーと呼ばれる会社としては、積水ハウス、大和ハウス、住友林業、積水化学工業(セキスイハイム)、旭化成、ミサワホーム、パナホーム、一条工務店、三井ホーム、タマホームなどがあります。また、大手以外の中堅の住宅メーカーもたくさんありますし、工務店も数多くあります。

私のような嫌な思いをしないためにも、ここまでお読み頂いた方は住宅購入の際の住宅メーカー選びには十分にご注意ください。

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